人の架け橋物語

マメで段取りがよく、フットワークも軽い

2022.11.2
Person
株式会社ロンタム 取締役社長

神農 英道

今回は、「兼光」のお客様にあたる、株式会社ロンタムの神農様にお話を伺いました。

兼光さんとの最初の出会いはいつですか。

10年ほど前ですね。兼光さんが独立される前からの付き合いです。

当初の印象と変わったことはありますか。

いい意味で変わったことはないですよ。ぱっと見こわもてということもあり、どのような対応をしてくれるのかと気になっていたのですが、とにかくマメで、段取りがいいです。次に起こるであろうことを想定して、いつもこちらから依頼したことの一歩先まで考えて動いてくれています。

神農様が仕入れ先に求めていることはなんですか。

一番はフットワークの軽さですね。ファッション業界はとても流動的で臨機応変な対応を求められることが多くありますが、申し上げたように兼光さんは常に一歩先まで考えて、相談したらすぐに動いてくれるんです。すべての裁量権がある個人事業だからこそ出来ることかもしれませんが、兼光さんのフットワークの軽さにはいつも助けられています。

長く取引が続いているということは、神農様の「兼光さんだったらこう動いてくれる」という期待に、兼光さんが応え続けてきたということですよね。

丁寧な対応を継続していくことって、簡単なことではないと思うんですよ。一つひとつの対応に兼光さんの人間性が現れていて、安心して依頼することができますし、何かあったら兼光さんに相談しようと思えます。

兼光さんが担当でよかったと思うエピソードを教えてください。

うちのお客さんに対してもプラスになるような働きかけをしてくれるところですね。

例えばどんなことですか。

商品を作るのに、他社との差別化に前向きな会社とそうでない会社がいるのですが、うちのお客さんは前者の方が多いんです。少しでもいい資材を使用し、いいものを作ろうとなると予算もかかりますが、そのような案件があった場合、資材関連は兼光さんにお願いしています。直近でもオリジナルのパーツを作成してもらい、お客さんに提案したらとても喜んでくれました。

御社にとっても、兼光さんのような仕入れ先がいるのは、強みですね。

そうですね。いろいろな仕入先があっても「任せても安心やな」と思えるところでないとお願いできませんから、うちにとってもすごくプラスになっています。

最後に兼光さんへ一言メッセージをお願いします。

ここ数年で、靴資材の商社は、たくさん廃業して少なくなってきましたが、そのような中で独立を決意し、続けてくれたことにありがたく思います。せっかく独立されたのですから、長田に止まらず、兼光さんの商売人としての人間性を業界問わず、広めていってください。

(取材・文/髙久 美優)

 

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